【例文】始末書 元社員による情報流出(お客様情報)

退職した社員が自身のパソコンに会社のお客様情報を入れたままにしていた。そのパソコンがウィルスに感染し、インターネット上に流出。しかもその事実を隠蔽しようと会社には嘘の報告をしていた。
この始末書は、長くお世話になった会社の皆様を欺くことをしてしまったことを深く詫びるものである。(しかし、あとの祭りである)

スマートEIGYO株式会社
代表取締役社長 二港野和夫様

平成25年5月15日
山田一郎

情報流出に係るお詫び

謹啓 【気候の挨拶】
私が引き起こしました情報流出について、多大なご迷惑をお掛けいたしました。誠に申し訳ございませんでした。そのうえ、流出の事実の隠滅を図り、虚偽の報告をしたことによって、社に無用の混乱をもたらすこととなり、在職中、社の皆様に大変お世話になっていたにも関わらず、恩を仇で返すようなことをしてしまい、今、私の心の中は、自身への情けなさでいっぱいでございます。
 
私の端末にウィルス(ソトニデルン)が入ったことにより、インターネット空間に社のお客様情報がばら撒かれることになりました。退職時に、社に関わるすべてのデータは端末から削除するという規約があることは、もちろん知っておりました。しかし、削除をせずに、そのまま自宅で端末を使っていた矢先にウィルス(ソトニデルン)に感染し、このたびの情報流出に至りました。
そして、退職後もお客様情報を保有し続けていたことが発覚するのを恐れ、私は社に、ありもしない虚偽の報告をしてしまいました。
 
私の行動になんらの弁解の余地もなく、すべてが私の人しての未熟さに依っております。誠に申し訳ございませんでした。
 
「立つ鳥あとを濁さず」という諺がございますが、これは人として、ビジネスパーソンとして常識をわきまえた方ができることであり、私のような者には、それは到底できるものではございませんでした。
 
もう社の皆様の心には、私の謝罪の気持ちが届かないことは承知しておりますが、何度もお詫びを申し上げさせていただきます。本当に申し訳ございませんでした。 謹白

 
 
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カテゴリー: 【例文】社内向けの始末書、お詫び文、顛末書   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク