社用車(マイクロバス)で事故を起こしてしまったことについて、会社から始末書の提出の指示があったケースです。
ご相談内容
●使用車両
トヨタ コースター(社用車。マイクロバス)
●事故発生日時
令和6年4月10日 15:20頃
山の上駅で高齢者数人を降ろし車庫へ回送途中、スーパー大松さんの所で停車、左に出た所で対向車が来たためハンドルを左に切り過ぎたところて、スーパー大松さんの軒先の鉄骨に車両の左側面のガラスに接触した。その結果、ガラス5枚、窓枠4つ傷付きました。
気が動揺しており、会社に戻り、車庫入れの時に車両右後ろを柱に接触させてしまいました。
●使用車両
トヨタ コースター(社用車。マイクロバス)
令和6年2月3日 PM19:10頃
路線バスの運行が終わり、車庫に戻って車庫入れする時に雪でタイヤが滑り柱に接触しました。その結果、左角が鉄骨で穴が開きました。
この日は、雪が多く積もっていて、車庫の前は屋根の雪が落ちて山になっていました。
会社が言うには、今後どの様な対策とれば事故に繋がらないかとのことです。
始末書を書いた事が無いため、どの様に書けばよろしいでしょうか?事故が起きた所の図も付けた方が良いでしょうか?
原則として、始末書の書き方は「こうでなければならない」という決まったルール(普遍的なもの)があるわけではありません。
それを前提としてお伝えしますと、
ご相談内容を拝見すると、どちらも過失ですので、事実の概要と伝え、なぜ事故が起きたかと、その責任はどこに・誰にあるのか、そして、会社から指示を受けているように、今後、事故を起こさないためにどのようなことをやっていくのか、ということを盛り込むことで、質の高い始末書になります。
また、もし、会社に聞けるのであれば、どういったことを書くべきかをより詳しく聞くのも一考です。
気を付けないといけないのは、この種の文書を書こうとすると、無意識のうちに事故を説明することが中心になってしまいます。説明はもちろんそれは必要ですが、それだけでは始末書としては足りず、なぜ事故を起こしたのか、今後どうするのか、そして何より、ご迷惑をかけた先がいますので、真摯な謝罪・反省の言葉を盛り込むべきです。
今回のケースは運転ミスが原因であり、複雑な話ではないため、まずは、なぜミスをしたのかなど、自らを振り返ることで、イメージがしやすくなるのではないかと思います。